【4ヶ月の入院記録】長期入院を乗り越えた2つの方法と3つの工夫

妊娠・出産

こんにちは、すず子です。

私は妊娠中「切迫早産」と「全前置胎盤」で、4ヶ月の入院を経験しました。

「切迫早産」の入院期間は数週間〜数ヶ月と人それぞれ。
退院時期がわからないのは、本当に辛いですよね。

私は入院して1ヶ月半の時点で「出産まで入院」と言われ、「あと2ヶ月半も入院か…」と絶望的な気持ちになりました。

今回は、そんな絶望を抜け出せた2つの方法と、長期入院を乗り越えるための3つの工夫をご紹介します。

これは、あくまで私にとって「よかった」と思える方法です。
もちろん人によって合う・合わないはあると思いますが、参考になる部分があれば嬉しいです。

絶望を抜け出せた2つの方法

しんどい気持ちは吐き出してスッキリ

入院が長期化することが決まった日の夜。
私はモヤモヤとした気持ちでいっぱいでした。

なんてことない母からの連絡にもイライラしてしまって…

そんな時、助産師さんが「大丈夫?」と声をかけてくれて、
ぶわっと涙が溢れて止まらなくなりました。

ひとしきり泣いたあと、助産師さんがゆっくり話を聞いてくれました。

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またその後、夫との電話でも救われた言葉がありました。

私は、それまでの入院生活が比較的自由に動くことができる状態だったので、「しんどいなんて思っちゃいけない」「もっと大変な人もいるし。」と自分に言い聞かせている節がありました。

夫にそんなことをこぼした時、

しんどいは、人と比べなくていいんだよ。
すず子が「しんどい」と感じてるなら、それはしんどいんだよ。

と、言ってもらったことで
「ああ、しんどいって思っていいんだ」と心が軽くなりました。
動けると言っても行動に制限がかかる入院生活。やっぱりストレスは溜まるし、積み重なったしんどさがあったのだと思います。

モヤモヤした気持ちは、外に出して誰かに聞いてもらうだけでだいぶ楽になります。
現実と向き合う力が湧いてくる気がします。

「外泊」・「外出」の相談をしてみる

入院初期は思い浮かびもしなかった「外泊」や「外出」という選択肢。
ダメ元で相談してみたら、すんなりOKが出ました!

もちろん、体調や病院の方針によって、難しいこともあると思いますが、
「相談するのはタダ!」という気持ちで聞いてみる価値はあると思います。

たった1回でも病院の外に出られたことで、大きな気分転換になり、「よし、あと2ヶ月頑張ろう」と思えました。

実際は、1回目の外泊後、「今後また外泊のチャンスってありますか?」と聞いてみたら「今のうちならOK!」と言われ2週連続で外泊できました。聞いてみるもんです。

長期入院を乗り越えるための3つの工夫

小さなゴールをたくさん作る

とはいえ、退院まで「あと2ヶ月半」と思うと、果てしなく長く感じて途方に暮れました。

そこで私がやってみたのが、「妊娠の壁」と言われる週数を目安に小さなゴールをいくつも設定すること。

SNSで見かけた「妊娠の壁」という言葉は、以前はネガティブに感じていましたが、 「赤ちゃんの成長の節目」として捉えれば、前向きな目標になると思いました。
それを、予定アプリにどんどん入れていきました。

たとえばこんな感じ。

  • 27週 → 1000g超え!
  • 28週 → 生存率95%!
  • 30週 → 1500g超え!
  • 34週 → 脳&肺が成熟!

さらに、

  • あと2ヶ月
  • あと1ヶ月
  • 入院100日記念日

こんなふうに予定をどんどん入れていくと、
ゴールまでの道筋が見えて、不思議と「頑張れそう」と思えるようになりました。

朝食をパンに変えてみる

病院食もメニューが2巡目になると、さすがに飽きてきます。
ちょっとした楽しみだった食事の時間もしんどい時間になってきました。

私の病院では、朝食を「ごはん(和食)」か「パン(洋食)」から選べました。

もともとごはん派だった私は、1ヶ月半ずっとごはんを選んでい ましたが、思い切ってパンに変えてみたら…
想像以上に新鮮な気分になったんです。

ほんの些細な変化ですが、「変えてみること」って、案外心の支えになるんだなと実感しました。

「挨拶」で仲間ができた

「切迫早産」の入院は人によって状態がさまざまで、誰かと関わるのがつらい時期もあると思います。
そんなときは、無理に関わる必要はありません。

でも、「誰かと話したい」と思うときもありますよね。

そんな時におすすめしたいのが「挨拶」です。

私は、他の患者さんとすれ違う時に「こんにちは〜」と声をかけるようにしていました。

すると、長期入院中の人たちとは何度も顔を合わせることになり、
「よく会いますね〜」とか、「隣の部屋ですよね?」と、自然と会話が生まれました。

何度も挨拶を交わすうちに、
「なんだか空気感が似てるな」「あの人も話したそうだな」…そんなふうに感じるようになって(笑)
気づけば仲良くなっていました。

連絡先を交換するほど仲良くなれた人もいて、情報交換ができたり、「自分は一人じゃない」と感じられたことがとても心強かったです。

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こうして振り返ってみると、やっていたことはどれも些細なことばかり。
でも、その一つひとつが、私にとっては長期入院を乗り越えるための大切なポイントだったなと思います。

もし、ヒントになれば嬉しいです。

それでは、また!

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